水栓や浴室の石鹸カスには、主に2つの種類があります。
掃除の際は、種類に合わせた方法を選択することが大切です。
今回はおすすめの方法を紹介するので、汚れが気になっている方は試してみてください。
▼石鹸カスの種類
■金属石鹸タイプ
金属石鹸タイプとは、石鹸の油脂と水道水のミネラルが混ざった汚れです。
水回りにある白い汚れには、金属石鹸のカスが多く含まれています。
アルカリ性の汚れなので、
掃除には酸性洗剤が有効です。
酸性洗剤がない場合は、お酢やクエン酸でも代用できます。
■酸性石鹸タイプ
酸性石鹸タイプは、石鹸の油脂と皮脂の汚れが混ざった汚れです。
汚れの色は黒や灰色で、べたべたとした不快な感触があります。
酸性の汚れなので、落とすにはアルカリ性の洗剤がおすすめです。
アルカリ性の洗剤がない場合は、水に溶かした重曹でも落とすことができます。
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掃除の手順
①汚れのタイプに合わせて酸性洗剤やアルカリ洗剤をかける
②
キッチンペーパーを被せて10分程度放置する
③メラミンスポンジなどで擦る
④丁寧にすすぐ
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掃除の注意点
■酸性洗剤とアルカリ性洗剤は混ぜない
2種類の石鹸カスをまとめて
掃除したい場合でも、それぞれに使用する洗剤は混ぜないでください。
洗剤を併用してしまうと、有毒ガスが発生してしまう危険があります。
同じ場所に2種類の汚れがある場合などは、日を分けて別々に行うようにしましょう。
■大理石にはお酢や重曹は使わない
洗剤の代わりにお酢や重曹を使う場合、大理石での使用は避けてください。
お酢を大理石に使うと、光沢がなくなることがあります。
また重曹は細かい傷の原因となるので、安易に使わないようにしましょう。
▼まとめ
石鹸カスの汚れは、固まらないうちにシャワーで流せすとあまり蓄積されません。
またこまめにスポンジで擦ることも、有効な対策です。
掃除の労力を軽減するためにも、普段から綺麗にしておく習慣を身に付けることが鍵ですよ。